繙 蟠 録 2010年4月後半
- 2010/04/29 〈腸感〉で社会を捉える
「お気に入り」のなかでも特に好きなブレディみかこさんのブログ「THE BRADY BLOG」,その4月27日付「アナキスト・イン・ザ・UK」が面白い。
内容は読んでいただければわかるが,私がイーネと思わず横山剣さん風に呟いてしまったのは,「最終的に頼りになるのもまた、自らのガット・フィーリング(直訳すると“腸感”。いい言葉だな)しかないのよね」というセリフ。gut feelingって何と訳すのか。手近な翻訳サイトだと「勘」とあり,gutは辞書を引くと,「1a 内蔵,b 腸(管),消化器,2a 腹,腹部,b (直感・本能・感情などを司る場所としての)腹,3 (羊・馬の腸から取った)腸線,ガット,4 (困難に立ち向かう)根性,腹(に込めた)力,胆力,ガッツ,勇気,決断力,5 直感,本能,感情」とある(『ウィズダム英和辞典』)。そういえば元気の素,ガツは豚の胃だったな。「腸感」,ってアナーコ保育士?ブレディみかこさんの超訳は十二分に素晴らしい。
で,次に紹介する沖縄からの訴えを腸感で感じて欲しい(ともに目取真俊さんのブログ「海鳴りの島から」から)。
4・25沖縄県民大会/伊波洋一宜野湾市長の決意表明
4・25沖縄県民大会/稲嶺進名護市長の決意表明 (M)
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