追悼碑除幕 来年3月 紀州鉱山2009年09月07日
「紀州鉱山で亡くなった朝鮮人を追悼する碑を建立する会」の集会が6日、津市桜橋2丁目の県教育文化会館であった。県内外から45人が参加。熊野
市で来年3月に追悼碑の除幕式をすることが報告され、史跡「英国人墓地」に朝鮮人の遺骨が埋葬されている可能性があることについても話し合った。 同会によると、熊野市紀和町板屋にあった紀州鉱山では40〜45年、千人以上の朝鮮人が強制労働させられ、32人の朝鮮人が亡くなったことが確認されているという また、市指定文化財「史跡英国人墓地」についても議論。熊野市と紀和町が05年に合併した際、史跡の名前を「外人墓地」から「英国人墓
地」に変更したことや、集会に招かれた「戦争捕虜研究会」のメンバーの女性が、紀州鉱山で働いていた男性から「外人墓地の近くに朝鮮人を埋葬した」との証
言を得たことが報告された。建立する会の竹本昇さんは「仮に朝鮮人の骨があるのなら、(強制労働で朝鮮人が亡くなったという)歴史の事実が隠されているこ
とになる」と憤った。熊野市に公開質問状を送ることも検討している。 |